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社長小西です。

今何かと話題になっている
スマートハウスというのは「賢い家」との意味です。
エネルギーを賢く管理して住むということです。

この管理するエネルギーは
① 省エネ
  (家電・照明・断熱気密・暖房・換気・設備)
② 創エネ
  (太陽光発電・燃料電池・薪ストーブ)
   広い意味では供給電力もあたるかもしれません
③ 蓄エネ
  (鉛電池、リチウム電池、EVカーなど)

の3つになり
それを管理制御するのが
HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)
通称「ヘムス」という管理システムです。

例えば、家のなかで
テレビがつきっ放しだったら
無駄ですよ~とシステムが教えてくれたり
エネルギーに無駄が無いか管理してくれます。

また。電力会社の契約アンペアというのは
使用量の最大ピーク時に落ちないように
契約アンペアを決めますので
電力が重ならないよう、使用を調整したり
どうしても大きくなる時は
太陽光発電でまかなったり、
夜で太陽光発電が使えない時は昼の間に
蓄電池に貯めておき夜使ったりして
最大アンペアを低くなるように管理すれば
契約を低いアンペア契約にすることができます。
このことをデマンドといいます。

※デマンド‐コントロール【demand control】
 電気料金のうち、
 基本料金は使用する瞬間最大電力(デマンド値)
 で決められるため、その最大電力を制御することにより、
 電気料金を節約すること。

これをうまくやれれば
約20%コストダウンできるという場合もあるようです。

ただ、このスマートハウスのシステムは
まだまだ、大きな可能性があります、

例えば
大きな発電所の場合、発電効率は良いですが
送電線ロスなどにより、届く電力は高くつくこともあり
近くにミニ発電所を作った方が良い場合もあります。
(都市圏と北海道などの事情が異なりますので一概には言えない)
(高効率の送電線開発中、電圧を高くすればロスは少なくなる)
もしかするとシステムがその時一番安い電力を選んで
購入するようなマネジメントができるかもしれません。
※スウェーデンではこの方式というが北欧と北海道の事情が
 似ているか?不明、東京など都市圏とは違うらしい

もしかすると
太陽光発電のシステムが今以上開発され
太陽光発電だけで必要電力がまかなわれるかもしれません
※中国や台湾、韓国などの太陽光発電の販売攻勢がつよく 
 昨年夏くらいまで1kw/hあたり70万円と言われていたが、現在では
 40万円以下まで下がってきている。住宅用は3~4kなので 
 120~160万程度まで下がってきた。

または蓄電池が今以上に開発され
1週間程度の電力は蓄えられ、
効率の良いデマンドができるかもしれません。
※現状の住宅用蓄電池の容量は非常用電力程度の
 能力が無くデマンドに利用するのも力不足
 一日当たり、通常の電力が10kw/h程度必要で
 オール電化の場合20kw/h程度、
 暖房用の電力がそれだけで30~40kw/h程度必要、
※住宅用鉛電池で1.4程度 住宅用リチウムでも3.4程度
 大きいものでも6.4くらいまで、
 しかも3.4でも150万円くらいと高額
※EV(リーフ)で24kw/hの物もあるが、補助金で6年保有などの
 枷などもあり、リサイクルにも時間がかかる
 また、リーフには車から家庭電源に使えるパワコンの開発がもうすぐというが
 法律の壁がまだ決着していない

「発送電分離」というシステムも(法案中?)
できるかできないか?もまだわかっていなく、
※発電と送電の会社を分離する方法
※これが出来れば電力の自由化ができだいぶ事情が変わる、
 しかし、このシステムは
 電力の自由化(競争)でうまくいっているケースと
 反対に会社が2つに分かれることで経費が2重にかかり
 電気料金が高額になったケースがある、

太陽光や燃料電池も
「住宅の発電全量買い取り」などが決まっていないので
まだ、わからなくシステムとの連携が決められません。
※ドイツは全量買い取りで太陽光発電設置が進んだ

さらにHEMSの規格がそろっていなく
現状、メーカー間の相互連携もきまっていません。
※一時期のビデオテープ規格と同じ

ハウスメーカーさんなどでは
スマートハウスのシステムを謳っているところもありますが
現状レベルは見える化や非常用のエネルギーに対応する
システムまでしかできていなく、
このシステムをハウスメーカーでなくてもつけることは可能ですが
ハウスメーカーでは現状システムでも600万円くらい
アップしてしまうといわれており、
さらに今後のエネルギー政策等の動きによって
制御方法も変わっていくことになります。

そんなことから
今住まいを建築するなら
一番シンプルなHEMSを導入し(10~20万)
エネルギーの見える化だけ(制御なし)しておき
もし、費用に余裕があるのであれば
断熱気密(窓含む)に力入れ、
できる限り、ノンヒーティング住宅=アクティブハウス
に近づけておけば
※アクティブハウス=断熱能力や機器省エネ能力を高め、
 太陽光採光や生活熱等や地熱などにより需要と供給を±0にする考え方

基本的なエネルギーを最小限にできるため
(暖房エネルギーは30~40kw/h程度)
近い将来、
本当のスマートハウスに対応できると思います。

『ここから追記』

電力関係の専門技術者の方から 
エネルギーに関する単位について教えて頂きました。
専門家のご指導、大変ありがたく感謝します。
ありがとうございました。

私のブログ記載で単位が 「kW/h」 となっておりましたが、

「kWh」または「 kW・h」 が正しい  そうです。

 (「kW/h」 という単位は、発電所の
 出力変化率等のかなり特殊な用途でしか使わないのだそうです。)

こちらで訂正させて頂きますが上記本文はそのままにしております。
ご了承下さい。
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