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社長 小西です。
木材は含水率が30%を切るまで変化しないで
30%を切ると収縮や変形をはじめます。
それを繊維飽和点と言います。
方向(木の縦方向、中心から皮の方向、
によって伸び縮みの割合
収縮率は違います。
針葉樹、広葉樹の区別なく、
どの樹種も板目方向が大きく収縮し、
次に柾目方向が大きく、
木の縦方向にはあまり収縮しません。
おおよそ
板目10
柾目5
縦方向0.2~0.5。となります。
30cm長さ3m
の生の丸太を乾燥させたとして、
丸太周囲方向は30mm、
中心から皮方向は15mm
長さ方向は1、5mm
収縮します。
ログハウスで30cmの丸太を10段積み重ねて
作ったら30cm縮んでしまうわけです。
もし、そこに縦の柱を立ててドアの枠でも作ったら
枠は1,5cmしか縮まないので
つっかえてしまい、壁に隙間が空いてしまいます。
そのためログハウスなどは
縮んでも大丈夫なように工夫しています。
写真は30cmくらいの丸太です
これはログではなく
ディスプレイ用のかざりですので
気にしていないので
本に書いているのと同じくらいちゃんと
3cmくらい縮んでしまって
止めてある鉄の輪がスカスカになっています。