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社長小西です。
設計者として、建築の今後のことを考え
電気自動車【EV】日産リーフを購入しました。
(充電中の画像です)
今日はこれからのエネルギー事情に関して書きます。
スマートハウス(賢い家)の開発が進められています。
省エネ機器を備えたのがエコ住宅
エネルギーマネジメントでコントロールするのがスマート住宅と言えます。
スマートハウス(SH)とは「賢い住宅」とも言われ
IT(情報技術)によりエネルギー消費を制御した住宅。
太陽光発電や蓄電池などのエネルギー機器、家電、機器などをコントロールし、
エネルギーマネジメント(管理)する住宅です。
スマートハウスは
エネルギー利用の機器などをネットワーク化し、
管理するホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)。
でシステムされます。
これからの住宅建築は
構造や断熱などの技術は進歩するのは当たり前として
大きな流れとしては
エネルギーやその他外部に依存しているものを
自給自足でまかなう方向で進んでいくと私は思います。
※電気であれば送電線の電気抵抗によるロスもなくなります
それに重要な役割をするのが住宅用蓄電池です。
かつて日本がトップだったテレビやその他は海外に押され気味ですが
今、日本の蓄電池技術はトップクラスなのです。
条件により発電量が不安定な風力太陽光発電
または燃料電池(天然ガス)電力や
料金の安い夜間電力を住宅用蓄電池に蓄えれば、
必要なときに使用することができます。
EVやPHVに搭載された蓄電池は5年くらいから
電池容量が落ちてきて10年くらいでは80%程度になるそうです(リチウムイオン)
しかし、80%でも住宅は重さや数は関係ありませんので
古くなった蓄電池を住宅用蓄電池として活用する実験もはじまっています。
現状のEV補助金の条件が6年所有することが条件となっており
6年程度でEVの中古蓄電池が出回ってくるのと
数年後には実用開発されるだろう住宅蓄電池がでますので、
もしかすると2016~7年くらいからは
発電方法(太陽光、燃料電池)や供給方法はさまざまですが
住宅蓄電池もしくはEV蓄電、などのシステムが主流となるかもしれません。
一般家庭の4人家族で
一日の電気の平均使用量は一般の電気使用住宅で
月/平均300kWh~程度とのことで
オール電化住宅は、倍の600kWh~程度とのことです。
一日に直せばおおよそ一般で10kWh、オール電化で20kWh
日産のリーフの駆動用バッテリーの総電力量が24kWhですから、
一般の住宅約2.4日分、オール電化住宅で1,2日分を車に蓄電することが可能です。
日産の話によれば現状は
充電時間を8時間まででフル充電できるバッテリーしか積んでいないそうで
充電スピード技術が進めばもっと総電力量が多くできるそうです。
今後は1週間程度の蓄電が可能な蓄電池が開発されることでしょう。
※外国メーカーのEVは3倍くらいのものもあるそうですが
充電時間も24時間かかるので現実的ではないとのこと、
私的には2台のバッテリーで2本のコンセントを使えば早くなるのでは?
と思いますがそんなに簡単ではないのでしょう・・
現在、EVのコンセント付住宅が販売されていますが
新築時EVコンセントを付ける場合、少し注意が必要です。
車やメーカーによってコンセントの形やボルト数など違います。
実際にEV用の充電サービスしているところでも古いコンセントなどがついていたりします。
詳しくはご相談ください。
※日産と三菱はコンセント形状を同一化しました。
先日TVでやっていましたが
今後、電気の供給事業者が自由化されると、
蓄電した余剰電力を自動車に蓄え、
コンビニやスーパーに買い物に行ったときにプラグインの充電施設で売電したり、
売電価格も変動となり、
価格を確認し高い時に売りに行くといったような時代が来るそうです。
太陽光発電のモジュール(パネル)の対応年数もあり
モジュールの中古業者も出てくるのではないかと思われ
これからの新築住宅は将来、太陽光を設置しやすい屋根の形状にしておくことや
敷地があれば交換メンテしやすいように地上に設置するなど
考える必要があるかもしれません。