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社長小西です。
 
株式会社小西建築工房は1999年5月に設立いたしました。
それまでは親戚関係でもある某ハウスメーカーグループで
さまざまな方のお世話になり建築業界を経験させていただきましたが、
その19年の間、違和感に思える事がいくつかありました。

そのひとつのこと【狸と狐の化かし合い】
 
メーカーにいた当時、
バブルがはじけた後「設計も営業せよ!」
とのことで設計と営業を兼任しましたが
営業は原価を隠し、利益を一円でもUPするため、
客前でも、その他の場面でも「駆け引き」を行ないます。
同時に
お客様も高い安いとか建築の内容はわからないが
この営業マンは「駆け引きしているだろうな?」
・・・と、判っていて交渉しているのではないか?
 
とても悪い表現ですが誤解を恐れずに言うと
この場面は、駆け引きは常識という、
無言で相互理解をした不自然な笑顔のなかで行なわれる
「狸と狐の化かし合い」ではないか?
私はお金のことを話す時、とてもストレスを感じました。
 
そんな中、ある事件がありました。
積算部の若い子が原価と売価を間違って原価をプリントアウトしてしまい、
営業の者に渡してしまいました、
営業も若かったので疑問に感じず顧客に提出してしまいます。
 
大変です!!間違いでしたではすみません。
すでに顧客は原価を知っています。
管理者だった私はすぐに事情を説明しにうかがいました。
 
「お客様は原価を見ているから、原価プラス30%が売価ですと言っても
値引きされるだろうな、それに恥ずかしいな・・」
と思いながらお客様の家に到着、
とても緊張しましたが仕方がないので
オープンに原価と売価の話から原価率とか、
「損益分岐点=損となるか益となるか分岐点の率」の話や、
「契約額が決まってから工事課で業者に値引き協力をして利益を生み出す仕組み」だとか、
「この利益は何に使われていて、なぜ必要なのか」など
普段はお客様に話すことは無い裏事情をすべて説明しました。
 
判断はお客様ゆだね大幅な値引きは覚悟していました。
しかし、意外にもそのお客様から出た言葉は
「御社を始め下請けの業者さん等に協力をしてもらうのはもらいたいが、
この建築に携わる人皆が損をしない額、
世の中で妥当な額で契約しましょう。」と言われ
「なぜなら、良い家を、良い気持ち、高いモチベーションで造ってほしいから」
「あなた方を信頼しているから、お願いします・・」との話をいただきました。
 
何よりも「信頼している」という言葉がありがたく
強いモチベーションが生まれたのを今でも覚えています。
 
こんなことがあって思ったことがありました。
もしかしてこのことはお客様も自分たちも両方にストレスがあるのではないか?
 
建築会社は建物を作っているように思われますが
現実の施工は下請けや職人がやっていて、資材は資材会社から仕入れている
それに専門業者は当然その道の専門家であり安価にもできる、
実際に建築会社がやっているのは建築の計画や管理などのマネジメントだけ、
 
建築会社は一式建築工事のすべてを請け負うが
考えるとそのマネジメントだけ雇われているのと同じではないか?
それならその部分だけやってその部分だけの報酬をもらい、
建築すべてはオープンにして、裏事情もすべて話して
建築主とパートナーになることはできないだろうか?
 
それならば気持ちが良いし、
建築主様も自分たちもストレスが無いはず。
そんな願いで小西建築工房を創りました。
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はじめに


こちらは一級建築士事務所(株)
小西建築工房のスタッフブログです。

小西建築工房ホームページ
下記URLからご覧いただけます。
 ≫ http://koni-k.com/

札幌市清田区平岡2条6丁目4-30
Tel 011-884-8211

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